浴衣の新作モデルのランキングです。浴衣のトレンドを把握しましょう。最近は定番の浴衣に独自のアレンジを加えたモノが人気ですよ。
浴衣を着る女性が気をつけること
浴衣がブームになっていることは他の投稿でも書いた。最近はユニクロや大手量販店にいけば手軽に浴衣を購入することができる。また浴衣の着方についても振り袖ほどの専門知識が必要ないため、気軽にファッションに取り入れることができるのも、人気の要因だろう。
しかし夏に浴衣姿の女性をみかけることが多くなり嬉しい反面、悲しい現実もそこにはあるのだ。それは浴衣の着こなしとはとても思えない「格好」をした女性の増加だ。浴衣には日本古来の下駄・草履が定番であるがスニーカーで代用する女性が増えてきている。
また浴衣を着るときの髪型にも気を配る必要がある。浴衣の魅力といえば襟足の美しさを第一に挙げることができる。髪の毛はアップにする。またはくくって束ねるのが一般的なのだ。浴衣姿の時も通常の髪型着ている人も多い。
浴衣とスニーカーや髪型の関係は個性の主張ともいえなくはない。しかし本来の浴衣のありかたを正しく理解した上での応用であって欲しい。そうした日本文化の理解こそが内面からの美しさにつながる。浴衣を正しく理解し、着こなすことが出来る女性に男性は惹かれるのだ。男性に彼女にどんな浴衣を着て欲しいかとのアンケートをとった結果をみたことがあるが、昔ながらの紺色の浴衣と下駄のオーソドックスな組み合わせだった。
浴衣の個性の演出と、浴衣文化の理解は両立してこそ素敵なファッションとして昇華する。親のお仕着せでなく自分を演出したいのであれば、まず浴衣がどうした背景になりたっているのかを勉強してみるとよいだろう。浴衣姿の女性は電車などの公共機関でよくも悪くも目立つ。そうした周囲の支線のもと個性の主張と本来の浴衣のありかたのバランスがあなたの内面を人に印象づけるのだ。
浴衣は虫さされにも強いのか？
浴衣が虫さされにも強い？ときくと疑問に思う人も多いだろう。夏の川辺を花火を見ながら浴衣で散策などというのは昔ながらの日本の姿である。しかも、川辺で気になる虫さされを浴衣が防止してくれるというのだ。こうした浴衣にまつわる噂は本当なのだろうか？
私が実際にしらべてみると浴衣を染めるときに使われる「藍」という染料に防虫、虫除けの効果があるというのだ。浴衣だけでなく昔の店は藍色ののれんを店頭に掲げることが多い。つまり浴衣の紺色の染料が虫よけに効果があるということだ。浴衣のこうした実力をまのあたりにすると、日本人の元来の知恵に感嘆する。浴衣は見かけが涼しいだけでなく、汗をよく吸い、虫さされにも強いという夏を過ごす服としては最適な機能を有している。日本古来の浴衣にはハイテク素材も顔負けの古人の知恵の集大成が宿っているのである。
浴衣は近年若い女性にもブームになっているが、こうした日本古来の浴衣に関する考え方についても是非学んで欲しい。また浴衣の着方を教えている先生や年配者の方もこうした知識を是非とも若い人に伝授してもらいたい。浴衣に関するこうした知識の伝承が日本文化の伝承にもつながるのだ。ゴシックロリータ調の浴衣や、ショート丈の浴衣、様々な浴衣のバリエーションが発表されている。しかし一度こうした浴衣の基本を学んでみるのも日本の夏を楽しむのにいいことだ。
是非とも女性らしいしなやかなラインで浴衣を着こなして、素敵なうちわとかんざしでコーディネートしてもらいたい。日本女性が一番美しい瞬間であると私は思う。
浴衣がブームになっている？
浴衣がブームになっている？ここ数年おおきな祭りなどに出掛けた人は浴衣を着た女性が増えていることに気付いているはずだ。一時期は洋服全盛で浴衣を着た女性が少なくなっていた。しかしこれほど浴衣がブームになっているのはなぜだろうか？
それは新聞や雑誌などでの浴衣の露出が増えたからに他ならない。浜崎あゆみさんは倖田來未さんが美しく着飾った浴衣姿で誌面を飾れば世の中の女性がファンになるのも頷ける。近頃の浴衣は着方も個人の自由になってきた。浴衣の帯の閉め方や襟足の楽しみ方など、観察していれば飽きることがない。こうした浴衣による個性の演出が自由になってきたことも浴衣ブームの背景にはあるのではないか？ファッション情報や従来の常識にとらわれない浴衣の着こなしで自らの個性を演出していくこと。これが若い世代に受けて浴衣のブームになっているのではないか？私はそう考えている。
浴衣のブームが発生したのはそれだけの理由に止まらない。年頃の娘を持つ両親も景気の向上から可処分所得が増え、浴衣を買い与えることが負担でなくなってきたのだ。実際、娘に浴衣を着せてその晴れ姿を楽しむのは、成人式を待たずに楽しむことができる。
こうした浴衣を取り巻く環境が浴衣のブームを生み出す背景だ。浴衣の着方を教える教室が繁盛する。浴衣の着付けをしてくれる専門店が増えるのは日本人としては歓迎するべきことだろう。こうした日本人が日本人の心とも言える浴衣を見つめ直す機会があるのはよいことである。
